シスプラチンが誘発する泌尿生殖器毒性に対するケルセチンの保護効果
Protective effects of quercetin against cisplatin induced urogenital organ toxicity
- 出典:
- Journal of Research in Pharmacy
- 2020
- 24
- 640-647
- DOI:
- 10.35333/jrp.2020.219
- 要旨:
- 制癌剤シスプラチンで惹起したラットの泌尿生殖器毒性を、ケルセチンが効果的に保護した。膀胱・精巣・陰茎海綿体の各組織にて、シスプラチンはマロンジアルデヒド・8-ヒドロキシ-2'-デオキシグアニジン・GSHを顕著に増大させ、カスパーゼ-3の活性化と発現を促進した。ケルセチンを投与すると、強力な抗酸化作用により、病変が正常化された。