ケルセチンはmiR-1-3p/TAGLN2経路に依存性の増殖と転移を調節して、食道癌に拮抗する
Quercetin Antagonizes Esophagus Cancer by Modulating miR-1-3p/TAGLN2 Pathway-Dependent Growth and Metastasis
- 出典:
- Nutrition and Cancer
- 2022
- 74
- 1872-1881
- DOI:
- 10.1080/01635581.2021.1972125
- 要旨:
- ケルセチンは、ヒト由来食道癌細胞株KYSE-510およびTE-7の成長を阻止し、アポトーシスを誘導した。また、癌細胞の浸潤も、ケルセチンが阻害した。ケルセチンはマイクロRNAmiR-1-3pの発現を促進したが、miR-1-3pの標的蛋白質TAGLN2の発現は抑制した。なお、miR-1-3pがTAGLN2に作用して食道癌の進行を阻害することは既に知られており、ケルセチンはmiR-1-3p/TAGLN2経路の2か所に作用した。