ケルセチンはLX2細胞株のTGF-β/Smad3シグナル伝達経路を阻害して、肝線維形成を抑制する
Quercetin Reduces Hepatic Fibrogenesis by Inhibiting TGF-β/Smad3 Signaling Pathway in LX2 Cell Line
- 出典:
- Jundishapur Journal of Natural Pharmaceutical Products
- 2022
- 17
- e113484
- DOI:
- 10.5812/jjnpp.113484
- 要旨:
- トランスフォーミング増殖因子(TGF-β)を肝星細胞LX2に作用させると、遺伝子レベルではα-SMAおよびcollagen 1α1の発現が上昇し、蛋白質レベルではp-Smad3(リン酸化されたSmad3)の発現が上昇した。しかし、ケルセチンはこれらを顕著に阻害した。ケルセチンのTGF-β/Smadシグナル伝達阻害は、肝線維化の治療効果を示唆した。