ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

腎虚血再灌流がラットに誘発した遠隔心筋損傷は、ケルセチンが改善する: Rhoキナーゼと硫化水素の役割

Quercetin ameliorated remote myocardial injury induced by renal ischemia/reperfusion in rats: Role of Rho-kinase and hydrogen sulfide

要旨:
ラットの腎臓を虚血再灌流すると、腎および心筋の両組織が損傷する遠隔心筋損傷をもたらすが、ケルセチンの投与で改善した。ケルセチンは腎組織のシスタチオニンβ合成酵素のレベルと活性を増強し、心筋の硫化水素を減少した。ケルセチンはまた、心筋中の一酸化窒素・Nrf2・GSHを増大し、Rhoキナーゼ活性を弱めた。