セリ由来のイソラムネチンとヒペロシドは、インフラマソームの活性化を阻害する
Isorhamnetin and hyperoside derived from water dropwort inhibits inflammasome activation
- 出典:
- Phytomedicine
- 2017
- 24
- 77-86
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2016.11.019
- 要旨:
- セリ抽出物と、その主成分であるイソラムネチンとヒペロシドの抗インフラマソーム活性を、ヒトおよびマウスのマクロファージを用いて検証した。セリ抽出物は、NLRP3、NLRC4、AIM2インフラマソームの活性化を阻害し、IL-1βの分泌も阻害した。イソラムネチンは、NLRP3およびAIM2インフラマソームの活性化を選択的に阻害し、炎症性サイトカインの発現を下方調節した。一方、ヒペロシドは、NLRC4およびAIM2インフラマソームの活性化を選択的に阻害したが、サイトカインの発現は変化がなかった。