ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとイソラムネチンはラットの大動脈にて、アンジオテンシンIIが誘発する内皮機能不全・スーパーオキシド産出・p47phoxの過剰発現を防止する

Quercetin and Isorhamnetin Prevent Endothelial Dysfunction, Superoxide Production, and Overexpression of p47phox Induced by Angiotensin II in Rat Aorta

要旨:
ラットから採取した大動脈を収縮させ、アンジオテンシンIIを作用させて培養すると、アセチルコリンによる弛緩作用が阻害された。アンジオテンシンIIによる内皮機能不全であるが、ケルセチン、イソラムネチン、SODの存在下では防止できた。培養中に、アンジオテンシンIIによる超酸化物の産出とp47phoxの過剰発現を認めたが、これもケルセチンもしくはイソラムネチンを添加すると阻止した。