ケルセチンとイソラムネチンはラットの大動脈にて、アンジオテンシンIIが誘発する内皮機能不全・スーパーオキシド産出・p47phoxの過剰発現を防止する
Quercetin and Isorhamnetin Prevent Endothelial Dysfunction, Superoxide Production, and Overexpression of p47phox Induced by Angiotensin II in Rat Aorta
- 著作名:
- Manuel Sanchez
- Federica Lodi
- Rocio Vera
- Inmaculada C. Villar
- Angel Cogolludo
- Rosario Jimenez
- Laura Moreno
- Miguel Romero
- Juan Tamargo
- Francisco Perez-Vizcaino
- Juan Duarte
- 出典:
- The Journal of Nutrition
- 2007
- 137
- 910–915
- DOI:
- 10.1093/jn/137.4.910
- 要旨:
- ラットから採取した大動脈を収縮させ、アンジオテンシンIIを作用させて培養すると、アセチルコリンによる弛緩作用が阻害された。アンジオテンシンIIによる内皮機能不全であるが、ケルセチン、イソラムネチン、SODの存在下では防止できた。培養中に、アンジオテンシンIIによる超酸化物の産出とp47phoxの過剰発現を認めたが、これもケルセチンもしくはイソラムネチンを添加すると阻止した。