ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン: 低酸素環境下での肺胞バリアの完全性の救世主

Quercetin: a savior of alveolar barrier integrity under hypoxic microenvironment

著作名:
Ankit Tripathi
Puja P. Hazari
Anil K. Mishra
Bhuvnesh Kumar
Sarada S.K. Sagi
出典:
Tissue Barriers
2021
9
1883963
DOI:
10.1080/21688370.2021.1883963
キーワード:
ケルセチン
低酸素
肺胞バリア
肺保護
ラット
動物実験
要旨:
ケルセチンは、高地のような低酸素状態でも、肺胞上皮バリアの頑健性を維持できることを動物実験で検証した。ラットにケルセチンを投与して1時間後に、7,620 mの低酸素状態に6時間曝した。低酸素下にて、ケルセチンは蛋白質の酸化を阻害し、カタラーゼを活性化し、密着結合蛋白質(ZO-1・JAM-C・クローディン-4・オクルディン)の発現を維持した。