低酸素における、肺サーファクタント蛋白質の発現の変化: ケルセチンによる有益な予防
Hypoxia-mediated alterations in pulmonary surfactant protein expressions: Beneficial effects of quercetin prophylaxis
- 出典:
- Respiratory Physiology & Neurobiology
- 2021
- 291
- 103695
- DOI:
- 10.1016/j.resp.2021.103695
- 要旨:
- 低酸素状態における肺への損傷予防効果を、ケルセチンと気管支拡張剤サルブタモールとで比較した。ラットにそれぞれの薬物を投与した後、低酸素状態(高度7,620 m)に6時間晒した。両方とも、低酸素状態で変化した肺中のNrf-2・HO-1・サーファクタント蛋白質を元に戻した。しかし、病理組織学的に正常な肺を維持する効果は、ケルセチンの方が優れていた。