ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

内因性の抗酸化活性の回復を伴いながら、ケルセチンは過酸化水素を除去して、イソプロテレノールが誘発する心肥大に歯止めをかける

Quercetin treatment increases H2O2 removal by restoration of endogenous antioxidant activity and blocks isoproterenol-induced cardiac hypertrophy

要旨:
β作動薬イソプロテレノールで惹起したマウスの心肥大を、ケルセチンが効果的に保護した。イソプロテレノールは心肥大をもたらし、蛋白質のスルフヒドリル部をS-Sに変え、SODとカタラーゼ活性を低下させ、H2O2を増大させた。しかし、ケルセチンの投与は、この様な状態を正常化した。