ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ドキソルビシンがラットに誘発する心毒性における、ケルセチンとシタグリプチンの心保護効果

Cardioprotective Effect of Quercetin and Sitagliptin in Doxorubicin-Induced Cardiac Toxicity in Rats

著作名:
Tavga Ahmed Aziz
出典:
Cancer Management and Research
2021
13
2349-2357
DOI:
10.2147/CMAR.S300495
キーワード:
ドキソルビシン
ラット
ケルセチン
シタグリプチン
心保護
相乗効果
動物実験
要旨:
抗癌剤ドキソルビシンで惹起したラットの毒性から、ケルセチンとシタグリプチンとの組合せが効果的に心筋を保護した。組合せを投与すると、ドキソルビシンが増大させた血中のトロポニン・乳酸脱水素酵素・クレアチンキナーゼ・C反応性蛋白質・総コレステロール・LDL・中性脂肪を下げ、総酸化能が向上した。なお、それぞれの単独投与時と比べて、組合せの相乗効果を認めた。