ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

B群レンサ球菌に感染した牛乳由来好中球に対する、ケルセチンおよびクルクミンの免疫調節効果

Immunomodulatory Effects of Herbal Compounds Quercetin and Curcumin on Cellular and Molecular Functions of Bovine-Milk-Isolated Neutrophils toward Streptococcus agalactiae Infection

要旨:
B群レンサ球菌はウシの乳腺炎の原因となるが、ケルセチンとクルクミンによる予防法を、牛乳由来の好中球を用いて検証した。ケルセチンとクルクミンは、以下の遺伝子発現の調節に有益な効果を示した: 炎症誘導性サイトカイン(IL-1B・IL-6・TNF)の減少、活性酸素発生(CYBA)の減少、ファゴサイトーシス関連(LAMP1)の上昇、細胞遊走(RAC)の上昇。抗アポトーシス遺伝子に関しては、BCL2はクルクミンが上昇させ、BCL2L1はケルセチンが上昇させた。