ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒドロキシクロロキンが誘発する心毒性の保護剤として有望なケルセチン

Potential Use of Quercetin as Protective Agent against Hydroxychloroquine Induced Cardiotoxicity

著作名:
Mona G Amer
Nader M. Mohamed
出典:
Journal of Biomedical Research & Environmental Sciences
2021
2
185-192
DOI:
10.37871/jbres1208
キーワード:
ヒドロキシクロロキン
ラット
ケルセチン
心保護
心筋梗塞
動物実験
要旨:
抗マラリア剤ヒドロキシクロロキンで惹起したラットの心毒性から、ケルセチンが効果的に心筋を保護した。ケルセチンは、トロポニン-I(心筋梗塞のマーカー)とマロンジアルデヒドを減少させ、総抗酸化物質を増大させた。よって、ヒドロキシクロロキンとケルセチンとの組合せは、マラリア治療時における心毒性への予防措置となる。