ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

SIRT1/TMBIM6関連のマイトファジーと小胞体ストレスを調節して、ケルセチンは心筋細胞の低酸素症に対する脆弱性を改善する

Quercetin Improves Cardiomyocyte Vulnerability to Hypoxia by Regulating SIRT1/TMBIM6-Related Mitophagy and Endoplasmic Reticulum Stress

著作名:
Xing Chang
Tian Zhang
Qingyan Meng
Shiyuan Wang
Peizheng Yan
Xue Wang
Duosheng Luo
XiuTeng Zhou
Ruifeng Ji
出典:
Oxidative Medicine and Cellular Longevity
2021
2021
5529913
DOI:
10.1155/2021/5529913
キーワード:
心筋細胞
低酸素再酸素化
ケルセチン
マイトファジー
Sirt1/TMBIM6
要旨:
ヒト由来心筋細胞を低酸素/再酸素灌流に晒すと、酸化ストレスを惹起して細胞が損傷する。しかし、予めケルセチンを添加すると、これを阻止できた。ケルセチンは低酸素/再酸素灌流に伴う活性酸素に起因する、マイトファジー(オートファジーによるミトコンドリアの分解)を阻害し、遺伝子TMBIM6とmRNAの発現を調節した。Sirt1を干渉するサイレントRNAを導入すると、ケルセチンの細胞保護効果を打消し、Sirt1/TMBIM6シグナル伝達によるメカニズムを提唱した。