ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性心筋症を改善するケルセチンのナノ乳濁液

Synthesis of an environmentally quercetin nanoemulsion to ameliorate diabetic-induced cardiotoxicity

著作名:
Jihan Hussein
Mehrez E. El-Naggar
出典:
Biocatalysis and Agricultural Biotechnology
2021
33
101983
DOI:
10.1016/j.bcab.2021.101983
キーワード:
ケルセチン
ナノ乳濁液
糖尿病性心筋症
ラット
心係数
抗酸化作用
抗炎症作用
心保護
動物実験
要旨:
界面活性剤の濃度が異なる3種類のケルセチン-ナノ乳濁液を調製し、糖尿病性心筋症の病態モデルラットを用いて薬効を評価した。ケルセチンの投与は、心係数・総抗酸化物質・心筋の炎症および変性を正常化した。糖尿病で悪化した血糖値・酸化ストレス・炎症マーカー・心筋の病態および関連マーカーの全ての要素を、ケルセチンが緩和した。ケルセチンの単独投与時と比べると、ナノ乳濁液は3種とも優れた効果を示した。