ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンは、塩化カドミウムと酢酸鉛に曝露したオスラットの心臓と赤血球の膜結合型ATPアーゼ活性を改善する

Rutin Improves Cardiac and Erythrocyte Membrane–Bound ATPase Activities in Male Rats Exposed to Cadmium Chloride and Lead Acetate

著作名:
Olufemi I. Oluranti
Victor A. Adeyemo
Esther O. Achile
Bosede P. Fatokun
Alaba O. Ojo
出典:
Biological Trace Element Research
2022
200
1181–1189
DOI:
10.1007/s12011-021-02711-4
キーワード:
ラット
塩化カドミウム
酢酸鉛
ATPアーゼ
ルチン
心保護
動物実験
要旨:
ラットにカドミウムや鉛を投与(共投与またはカドミウムの単独投与)すると、赤血球のNa+/K+-ATPアーゼ活性が低下するが、ルチンを共投与すると上昇した。心臓のNa+/K+-ATPアーゼ活性低下は、カドミウムと鉛の共投与時に見られたが、これもルチンを加えると上昇した。Na+/K+-ATPアーゼ活性の低下は心臓病と関連しており、ルチンの心保護効果を示した一例である。