ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

虚血再灌流傷害におけるケルセチンの心保護効果は、一酸化窒素システムとミトコンドリアK-ATPチャネルが媒介する

Cardioprotective Effect Of Quercetin Against Ischemia/Reperfusion Injury Is Mediated Through NO System And Mitochondrial K-ATP Channels

著作名:
Ying Liu
Yi Song
Siyuan Li
Li Mo
出典:
Cell Journal
2021
23
184-190
DOI:
10.22074/cellj.2021.7183
キーワード:
ラット
虚血再灌流傷害
ケルセチン
心保護
最大左室圧
クレアチンキナーゼ
動物実験
要旨:
ラットの心臓を虚血再灌流する際の、灌流液にケルセチンを添加して、再灌流の開始と同時にケルセチンを投与した。その結果、ケルセチン処置しない場合と比べて顕著に、最大左室圧を改善し、クレアチンキナーゼの循環器への放出を阻害した。また、IL-1β・TNF-α・IL-6もケルセチンが顕著に減少させた。なお、一酸化窒素システムとミトコンドリアK-ATPチャネルの阻害剤はいずれも、ケルセチンの心保護作用を打消した。