ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ビスフェノールAおよびフタル酸ジブチルの曝露が誘発した心臓の酸化ストレスと炎症は、ルチンがNRF-2/NF-κB経路を介して防止する

Rutin prevents cardiac oxidative stress and inflammation induced by bisphenol A and dibutyl phthalate exposure via NRF-2/NF-κB pathway

要旨:
ビスフェノールA(BPA)とフタル酸ジブチル(DBP)に起因する酸化ストレスと炎症から、ルチンがラットの心臓を保護した。BPA単独投与は、SOD活性を低下させ、血中NF-κBが増大した。DBP単独投与は、カタラーゼ活性を低下させ、GSHとNrf2が減少し、C反応性蛋白質が増加した。BPAとDBPの組合せは、マロンジアルデヒドが増大した。ルチンの共投与は、これらの異常全てを防止した。