ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

有機リン系農薬メトリホナートに曝露したナマズの脾臓は、プリン作動性シグナル伝達を媒介してルチンが保護する

Protective role of rutin dietary supplementation mediated by purinergic signaling in spleen of silver catfish Rhamdia quelen exposed to organophosphate pesticide trichlorfon

著作名:
Matheus D. Baldissera
Carine F. Souza
Altevir R. Viana
Aleksandro S. da Silva
Bernardo Baldisserotto
出典:
Comparative Biochemistry and Physiology Part C: Toxicology & Pharmacology
2021
244
109006
DOI:
10.1016/j.cbpc.2021.109006
キーワード:
メトリホナート
ナマズ
ルチン
脾保護
動物実験
要旨:
殺虫剤メトリホナートで惹起した、プリン作動を介するナマズの免疫減損を、ルチンが緩和した。メトリホナートは、脾臓中のATP・IL-1・IL-6を著しく増大させ、アデノシンを減少させた。メトリホナートはまた、エクトATPアーゼの活性を低下させる一方で、アデノシン脱アミノ酵素の働きは著しく高めた。ルチンの投与は、この様な異常をおおむね正常化したが、ATPの異常には変化が見られなかった。