ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オキサリプラチンがマウスに誘発する肝毒性および神経毒性に対する、レスベラトロール・ルチン・ケルセチン・ケルセチンナノ乳濁液の効果

Effects of the compounds resveratrol, rutin, quercetin, and quercetin nanoemulsion on oxaliplatin-induced hepatotoxicity and neurotoxicity in mice

要旨:
オキサリプラチンで惹起したマウスの肝毒性および神経毒性に対する効果を、抗酸化物質間(ルチン、ケルセチン、ケルセチンナノ乳濁液、レスベラトロール)で比較した。微小な刺激でも痛く感じるアロディニア(異痛症)と脂肪性肝炎は、オキサリプラチンに特有な副作用であり、これをマウスに惹起した。ルチン、ケルセチンナノ乳濁液、レスベラトロールを予め投与すると、アロディニアを予防した。一方、ケルセチン、ケルセチンナノ乳濁液、レスベラトロールが、脂肪性肝炎を元に戻した。