ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

II型糖尿病マウスにおけるジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤としてのイソケルシトリンの血糖降下作用とメカニズム

Hypoglycemic effect and mechanism of isoquercitrin as an inhibitor of dipeptidyl peptidase-4 in type 2 diabetic mice

要旨:
Vitro: DPP-IVはII型糖尿病治療薬の一角を占める標的分子であるが、イソケルシトリンのIC50値は96.8 μMであった。Vivo: II型糖尿病モデルマウスにイソケルシトリンを投与すると、空腹時血糖値が顕著に下った。経口グルコース負荷試験では、イソケルシトリンは食後血糖値の上昇を濃度依存的に抑えることを見出した。なお、DPP-IV阻害剤シタグリプチンを、ポジコンに使用した。