NF-κB/IκBα・p38 MAPK・Bcl-2/Baxシグナル伝達の調節を介して、ケルセチンは肝線維症の進行を阻害する
Inhibitory effects of quercetin on the progression of liver fibrosis through the regulation of NF-кB/IкBα, p38 MAPK, and Bcl-2/Bax signaling
- 出典:
- International Immunopharmacology
- 2017
- 47
- 126-133
- DOI:
- 10.1016/j.intimp.2017.03.029
- 要旨:
- 四塩化炭素で惹起したラットの肝線維化の進行を、ケルセチンがくい止めた。ケルセチンの抗線維化は、Bcl-2/Baxによる抗アポトーシスのシグナル伝達と深く関連している。ケルセチンは、肝星細胞の活性化に関わる蛋白質の働きを抑制して、線維化を防止する。