ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

トラマドールの過剰投与に伴う急性発作に対する、ナロキソン・ジアゼパム・ケルセチンの鎮静効果

The effects of naloxone, diazepam, and quercetin on seizure and sedation in acute on chronic tramadol administration: an experimental study

要旨:
ラットにトラマドール25 mg/kg/dayの投与を13日間継続した後、14日目に75 mg/kgの過剰投与で発作を惹起した。ナロキソンとジアゼパムの組合せは、発作の数、重症度、累積期間を減少させ、レベル3・4の高強度発作を減少した。ナロキソンまたはジアゼパム単独は両者とも、発作の数と期間は減少したが、レベル2の軽度の発作の数が増加した。14日目の過剰投与直後のケルセチン投与は、軽度(レベル2)および中等度(レベル3)の発作の数が多かった。13日間の継続投与期間に、トラマドールとケルセチンを共投与すると、軽度の発作が増加した。