ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ミトコンドリア機能障害を、SIRT3/PARP-1経路を介した阻害によって、ケルセチンは心肥大を軽減する

Quercetin Attenuates Cardiac Hypertrophy by Inhibiting Mitochondrial Dysfunction Through SIRT3/PARP-1 Pathway

要旨:
高血圧自然発症ラットに8週間ケルセチンを投与すると、投与しない場合と比べて顕著に、心肥大と心筋の線維化を抑制した。ケルセチンはまた、ミトコンドリアの活性酸素を減少させ、構造を維持した。別途実施した、心筋細胞H9c2をアンジオテンシンIIで刺激するvitro実験では、ケルセチンは心肥大マーカーのmRNA発現を抑制した。ケルセチンによるミトコンドリアの保護作用とPARP-1阻害は、SIRT3ノックダウンで打消され、SIRT3/PARP-1経路を提唱した。