ミトコンドリア機能障害を、SIRT3/PARP-1経路を介した阻害によって、ケルセチンは心肥大を軽減する
Quercetin Attenuates Cardiac Hypertrophy by Inhibiting Mitochondrial Dysfunction Through SIRT3/PARP-1 Pathway
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2021
- 12
- 739615
- DOI:
- 10.3389/fphar.2021.739615
- 要旨:
- 高血圧自然発症ラットに8週間ケルセチンを投与すると、投与しない場合と比べて顕著に、心肥大と心筋の線維化を抑制した。ケルセチンはまた、ミトコンドリアの活性酸素を減少させ、構造を維持した。別途実施した、心筋細胞H9c2をアンジオテンシンIIで刺激するvitro実験では、ケルセチンは心肥大マーカーのmRNA発現を抑制した。ケルセチンによるミトコンドリアの保護作用とPARP-1阻害は、SIRT3ノックダウンで打消され、SIRT3/PARP-1経路を提唱した。