ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

細菌性リポ多糖による肝損傷へのケルセチンの保護効果と、P450および核内受容体の関与

Involvement of P450s and nuclear receptors in the hepatoprotective effect of quercetin on liver injury by bacterial lipopolysaccharide

要旨:
リポ多糖で惹起したマウスの肝損傷を、ケルセチンが効果的に保護した。予めケルセチンを投与すると、リポ多糖によるALT・AST・ALPの増大を抑制し、肝臓の病変も抑えることが出来た。ケルセチンは、オーファン受容体(CAR・PXR)とチトクロームP450蛋白質の発現を調節して、肝保護作用を発揮した。