ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットの胆汁鬱滞性肝障害への、ケルセチンの有望な保護効果

The potential hepatoprotective effect of quercetin on cholestatic liver injury in rats

著作名:
E. A. Abushady
S. M. Elagaty
N. A. Nassef
G. S. Abdelhamid
出典:
An International Journal of Medicine
2020
113, Issue Supplement 1
i225-i226
DOI:
10.1093/qjmed/hcaa065.002
キーワード:
ラット
胆管結紮
胆汁鬱滞
ケルセチン
動物実験
要旨:
ラットを胆管結紮で胆汁鬱滞の状態にした際に、ケルセチンが効果的に緩和した。胆管結紮はsham群に比べて、血中のAST・ALT・ALPや肝臓中のMPO・TNF-α・TGF-β1を増大させた。また、血中の総蛋白質と肝臓中のGPXを減少させた。ケルセチンの投与は、これらの胆管結紮による異常を正常化すると同時に、肝臓の炎症とコラーゲンの蓄積も緩和した。