シクロホスファミドがラットに誘発する肝毒性への、オランダガラシとケルセチンによる保護効果
Protective effect of Nasturtium officinale R. Br and quercetin against cyclophosphamide-induced hepatotoxicity in rats
- 著作名:
- Amir Hossein Doustimotlagh
- Esmaeel Panahi Kokhdan
- Hossein Vakilpour
- Bahman Khalvati
- Mehrzad Jafari Barmak
- Hossein Sadeghi
- Arash Asfaram
- 出典:
- Molecular Biology Reports
- 2020
- 47
- 5001–5012
- DOI:
- 10.1007/s11033-020-05556-7
- 要旨:
- シクロホスファミドで惹起したラットの肝毒性を、ケルセチンとオランダガラシエキスとの組合せが効果的に保護した。シクロホスファミドを投与すると、マロンジアルデヒド・カルボニル化蛋白質・一酸化窒素が顕著に増大し、CAT・GSH・総チオール・FRAP試験値が減少した。しかし、予め組合せを投与すると、この様な異常を回避できた。なお、ケルセチンはオランダガラシの主成分であるため、組合せはケルセチンの含量を高めたエキスと見なせる。