ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはNrf2-ARE経路の活性化を介して、アフラトキシンB1が誘発する毒性からバッファローラットラット由来肝細胞BRL-3Aを保護する

Quercetin protects the buffalo rat liver (BRL-3A) cells from aflatoxin B1-induced cytotoxicity via activation of Nrf2-ARE pathway

著作名:
X. Wang
L. Li
G. Zhang
出典:
World Mycotoxin Journal
2020
13
299 - 312
DOI:
10.3920/WMJ2019.2465
キーワード:
アフラトキシン
肝細胞
BRL-3A
ケルセチン
抗酸化作用
要旨:
アフラトキシンAFB1をラット由来肝細胞BRL-3Aに作用させると、ミトコンドリア膜電位の下降・ATPおよび抗酸化物質の減少・活性酸素種の増大・過酸化脂質およびマロンジアルデヒドの上昇を招く。しかし、予めケルセチン処置を24時間行った後にアフラトキシンAFB1を作用させると、この様な酸化ストレス異常を回避できる。特にHO-1・GST・SODといった抗酸化酵素を、ケルセチンが著しく活性化させた。