ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗レトロウイルス療法の併用による、Wistarラットの肝組織と腎組織の生化学的な変化: ナリンゲニンとケルセチンの影響

Microscopic and biochemical changes on liver and kidney of Wistar rats on combination antiretroviral therapy: the impact of naringenin and quercetin

要旨:
抗レトロウイルス薬で惹起したラットの肝毒性および腎毒性を、ケルセチンまたはナリンゲニンが緩和した。抗レトロウイルス薬は、抗酸化物質(SOD・還元型グルタチオン・カタラーゼ)を減少させ、マロンジアルデヒドを増加させたが、ケルセチンもしくはナリンゲニンを共投与すると、これらが正常化した。ただし、TNF-αの減少はケルセチンにのみ見られ、ナリンゲニンでは減少しなかった。