抗レトロウイルス療法の併用による、Wistarラットの肝組織と腎組織の生化学的な変化: ナリンゲニンとケルセチンの影響
Microscopic and biochemical changes on liver and kidney of Wistar rats on combination antiretroviral therapy: the impact of naringenin and quercetin
- 著作名:
- Edidiong Nnamso Akang
- Olufunke O. Dosumu
- Ini-ibehe Essien Okoko
- Oluwatomisin Faniyan
- Ademola A. Oremosu
- Alani Sulaimon Akanmu
- 出典:
- Toxicology Research
- 2020
- 9
- 601–608
- DOI:
- 10.1093/toxres/tfaa060
- 要旨:
- 抗レトロウイルス薬で惹起したラットの肝毒性および腎毒性を、ケルセチンまたはナリンゲニンが緩和した。抗レトロウイルス薬は、抗酸化物質(SOD・還元型グルタチオン・カタラーゼ)を減少させ、マロンジアルデヒドを増加させたが、ケルセチンもしくはナリンゲニンを共投与すると、これらが正常化した。ただし、TNF-αの減少はケルセチンにのみ見られ、ナリンゲニンでは減少しなかった。