ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソニアジドが誘発する肝毒性に対する、ルチンとN-アセチルシステインの保護効果

Hepatoprotective effect of rutin and N-acetylcysteine against isoniazid induced hepatotoxicity

著作名:
Khalid Mohamed Fararh
Mona Abd El-Zaher El-Shemy
Ghada Moussa
出典:
Benha Veterinary Medical Journal
2020
38
52-56
DOI:
10.21608/BVMJ.2020.30988.1210
キーワード:
イソニアジド
ラット
ルチン
N-アセチルシステイン
肝保護
動物実験
要旨:
抗結核薬イソニアジドで惹起したラットの肝毒性を、ルチンもしくはN-アセチルシステインが効果的に保護した。ルチンを共投与すると、ALT・AST・ALP・GGT・総ビリルビンが顕著に減少し、アルブミンと総蛋白質が増加した。N-アセチルシステインでも同様の傾向が見られたが、ルチンの1日当たりの投与量が200 mg/kgに対して、N-アセチルシステインは300 mg/kgであった。