ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラット尿のメタボノミクス解析による、カドミウムが誘発する毒性に対するケルセチンの効果

Effects of quercetin on cadmium-induced toxicity in rat urine using metabonomics techniques

著作名:
Y. Liu
X. Zhang
T. Guan
S. Jia
Y. Liu
X. Zhao
出典:
Human & Experimental Toxicology
2020
39
524-536
DOI:
10.1177/0960327119895811
キーワード:
ラット
カドミウム
ケルセチン
尿
メタボノミクス解析
肝保護
腎保護
動物実験
要旨:
ラットにカドミウムを作用させた際の毒性と、ケルセチンの保護効果を、尿のメタボノミクス解析で検証した。カドミウムは、尿中のタウリン・リン酸化されたクレアチニン・カルニチン・尿酸を減少させ、LysoPC・グアニジノコハク酸・ドーパミン・2,5,7,8-テトラメチル-2(2'-カルボキシエチル)-6-ヒドロキシクロマン・アラントイン酸を増大させた。ケルセチンは、これらを濃度依存的に正常化し、肝および腎保護作用を示唆した。