リポ多糖とD-ガラクトサミンの複合曝露が誘発した肝不全・腎不全・脳不全に対する、ルチンの保護的役割: 血液学的・生化学的・組織学的証拠
Protective role of rutin against combined exposure to lipopolysaccharide and D-galactosamine-induced dysfunctions in liver, kidney, and brain: Hematological, biochemical, and histological evidences
- 出典:
- Journal of Food Biochemistry
- 2021
- 45
- e13605
- DOI:
- 10.1111/jfbc.13605
- 要旨:
- ガラクトサミンおよびリポ多糖で惹起した肝および腎不全を、ルチンが効果的に保護した。ガラクトサミンおよびリポ多糖の共投与は、血中のAST・ALT・ALP・尿素・尿酸・クレアチニンを上昇させ、アルブミンとグルコースを減少させた。また、グルタチオンの活性を低下させ、SODとカタラーゼを減少させ、過酸化脂質・中性脂肪・コレステロールが上昇した。しかし、予めルチンを投与すると、この様な異常が回避できた。