エンジュ由来のキサンチンオキシダーゼ阻害剤イソラムネチンは、高尿酸血症マウスモデルの尿酸値と腎機能を改善する
Isorhamnetin, the xanthine oxidase inhibitor from Sophora japonica, ameliorates uric acid levels and renal function in hyperuricemic mice
- 出典:
- Food & Function
- 2021
- 22
- 12503-12512
- DOI:
- 10.1039/D1FO02719K
- 要旨:
- オキソン酸カリウムとヒポキサンチンで惹起したマウスの高尿酸血症を、イソラムネチンが改善した。イソラムネチンの投与は、血中尿酸値を大幅に低下させた。イソラムネチンはまた、腎組織の核病変と尿細管拡張を減少させ、クレアチニンと血清尿素窒素も低下して、腎保護効果を示唆した。分子ドッキングの結果は、尿酸の生成を触媒する酵素キサンチンオキシダーゼ(XOD)とイソラムネチンの高い親和性を示した。よって、根底にあるメカニズムとして、XOD阻害効果を提唱した。