ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはNRF2およびNF-κB/TLR-4経路を調節して、イソニアジドおよびリファンピシンが誘発した肝毒性から保護する

Quercetin modulates NRF2 and NF-κB/TLR-4 pathways to protect against isoniazid- and rifampicin-induced hepatotoxicity in vivo

著作名:
Sukumaran Sanjay
Chandrashekaran Girish
Pampa Ch Toi
Zachariah Bobby
出典:
Canadian Journal of Physiology and Pharmacology
2021
99
952–963
DOI:
10.1139/cjpp-2021-0008
キーワード:
ラット
イソニアジド
リファンピシン
ケルセチン
肝保護
NRF2
NF-κB/TLR-4
動物実験
要旨:
結核治療薬イソニアジドもしくはリファンピシンで惹起したラットの肝毒性を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンを共投与すると、抗結核剤がもたらすALT・AST・ALP・ビリルビンの上昇を回避できた。また、肝組織の壊死や炎症も、ケルセチンが予防した。ケルセチンの肝保護効果は、NRF2の活性化とNF-κB/TLR-4の阻害によって説明されうる。