ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

クロロゲン酸・ケルセチン・コエンザイムQ10・シリマリンは、チオアセトアミドが誘発する急性肝毒性にて、Keap1-Nrf2/ヘムオキシゲナーゼ-1シグナル伝達を調節する

Chlorogenic acid, quercetin, coenzyme Q10 and silymarin modulate Keap1-Nrf2/heme oxygenase-1 signaling in thioacetamide-induced acute liver toxicity

要旨:
ケルセチン・クロロゲン酸・コエンザイムQ10・シリマリンのいずれも、チオアセトアミドで惹起したラットの急性肝障害に保護効果を示した。すなわち薬物の投与により、活性酸素・マロンジアルデヒド・一酸化窒素の低下と、GSHおよびSOD活性の上昇を認めた。また、Keap1の発現が顕著に減少し、Nrf2の発現とHO-1活性が増大した。肝組織においては、TNF-αの減少が著しかった。