ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンは肝星細胞の活性化・増殖・アポトーシスを標的として肝線維症を改善する

Rutin Ameliorates Hepatic Fibrosis via Targeting Hepatic Stellate Cells’ Activation, Proliferation and Apoptosis

著作名:
Walaa H. El-Maadawy
S. H. Seif el-Din
S. M. Ezzat
O. A. Hammam
M. M. Safar
S. Saleh
N. M. El-Lakkany
出典:
Journal of Herbs, Spices & Medicinal Plants
2021
27
322-341
DOI:
10.1080/10496475.2021.1911905
キーワード:
ルチン
肝星細胞
細胞毒性
アポトーシス
ラット
肝線維化
肝保護
動物実験
要旨:
Vitro: ルチンは肝星細胞HSC-T6株に中程度の細胞毒性(IC50: 460 μg/mL)を示し、同細胞の活性化剤(TGF-β、α-SMA陽性細胞)を減少して、同細胞のアポトーシスを誘導した。Vivo: チオアセトアミドで惹起したラットの肝病変に、ルチンは保護効果を示した。ルチンはPDGF-BB・TGF-β1・TIMP-1・ヒドロキシプロリンを減少して、肝組織の線維化を抑制した。