肝疾患を保護するケルセチン: 分子メカニズムの包括的なレビュー
Quercetin as a protective agent for liver diseases: A comprehensive descriptive review of the molecular mechanism
- 出典:
- Phytotherapy Research
- 2021
- 35
- 4727-4747
- DOI:
- 10.1002/ptr.7104
- 要旨:
- ケルセチンの肝保護作用のメカニズムに焦点を当てた総説。疾患の進行程度に着目し、ケルセチンが標的となる項目を整理した。NF-κB/TLR/NLRP3を標的とする炎症の抑制、PI3K/Nrf2を標的とする酸化ストレスの軽減、mTORを活性化するオートファジー、アポトーシスの各因子の阻害に分類して、作用メカニズムを論じる。