ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはSIRT1調節を介して、四塩化炭素が誘導したアポトーシスから肝細胞を保護する

Quercetin Protects Hepatocytes against CCl4-Induced Apoptosis via SIRT1 Regulation

著作名:
S. H. Kim
J. C. Lee
出典:
Cell and Tissue Biology
2021
15
381–387
DOI:
10.1134/S1990519X21040039
キーワード:
四塩化炭素
肝細胞
アポトーシス
ケルセチン
SIRT1
要旨:
四塩化炭素で惹起した肝細胞のアポトーシスを、ケルセチンが効果的に抑制した。ケルセチンは細胞中のALTとASTを減少し、GSHとSODは増大して、細胞の生存率を高めた。ケルセチンによるBcl-2の発現の上方調節と、Baxとカスパーゼ-3の減少により、アポトーシスを抑制した。四塩化炭素はSIRT1の発現を阻害するが、ケルセチンが逆転してSIRT1パスウェイを活性化するメカニズムを見出した。