ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ゼブラフィッシュの成長・肝臓の酸化的損傷・アポトーシスに対する、有機スズ化合物とケルセチンの影響

The effects of TPT and dietary quercetin on growth, hepatic oxidative damage and apoptosis in zebrafish

著作名:
Chunnuan Zhang
Dongxue Jiang
Junhui Wang
Qian Qi
出典:
Ecotoxicology and Environmental Safety
2021
224
112697
DOI:
10.1016/j.ecoenv.2021.112697
キーワード:
有機スズ化合物
ゼブラフィッシュ
ケルセチン
肝保護
抗酸化作用
抗炎症作用
アポトーシス
動物実験
要旨:
有機スズ化合物で惹起した炎症およびアポトーシスから、ケルセチンがゼブラフィッシュの肝組織を保護した。ケルセチンはマロンジアルデヒドと一酸化窒素を減少して、酸化ストレスを軽減した。有機スズ化合物はアポトーシスを誘導する遺伝子Baxを誘導し、その産物としてカスパーゼ類を増大させたが、ケルセチンが歯止めをかけた。ケルセチンはまた、NF-κBシグナル伝達を調節して、炎症を緩和した。