ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはPPARγに拮抗して、食事もしくはレプチン欠乏が誘発する代謝障害を改善する

Dietary component isorhamnetin is a PPARγ antagonist and ameliorates metabolic disorders induced by diet or leptin deficiency

要旨:
Vitro: ロシグリタゾン(核内受容体PPARγの作動薬)で惹起した脂肪細胞の分化を、イソラムネチンが阻害した。Vivo: 高脂肪食およびレプチンの欠損で惹起したモデルマウスの肥満の進行および脂肪肝は、イソラムネチンを投与すると改善した。よって、イソラムネチンは、PPARγの拮抗剤である。