ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)におけるケルセチンの摂取: 無作為化二重盲検プラセボ対照臨床試験

Quercetin supplementation in non-alcoholic fatty liver disease: A randomized, double-blind, placebo-controlled clinical trial

要旨:
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)患者90名を対象とする、ケルセチンの介入効果を検証した臨床研究。ケルセチン介入群/非介入群の2群にランダムに分け、二重盲検で行った。500mgのケルセチンもしくはプラセボを1日2回、12週間服用した。この期間には、バランスの取れた食事と、適切な運動を推奨した。総コレステロール・中性脂肪・TNF-αの3項目は、ケルセチン群がプラセボ群に比べて有意に低下した。一方、脂肪肝のグレード・肝機能関連酵素・HDL・高感度C-反応性蛋白質は、両群間に差は認められなかった。