ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはP2X7Rを阻止し、PI3K/Keap1/Nrf2シグナル伝達経路を介して、エタノールが誘発したゼブラフィッシュの脂肪肝を緩和する

Quercetin mitigates ethanol-induced hepatic steatosis in zebrafish via P2X7R-mediated PI3K/ Keap1/Nrf2 signaling pathway

著作名:
Xingtao Zhao
Lihong Gong
Cheng Wang
Meichen Liu
Naihua Hu
Xuyang Dai
Cheng Peng
Yunxia Li
出典:
Journal of Ethnopharmacology
2021
268
113569
DOI:
10.1016/j.jep.2020.113569
キーワード:
ゼブラフィッシュ
脂肪肝
ケルセチン
P2X7R
PI3K/Keap1/Nrf2
動物実験
要旨:
エタノールで惹起したゼブラフィッシュの脂肪肝を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンは、急性アルコール性脂肪肝に伴う、上昇したALT・AST・γ-GT値を下げ、肝臓に蓄積した中性脂肪とコレステロールを減少させた。ケルセチンはP2X7Rの発現を下方調節し、PI3K・Keap1・Nrf2の発現は上方調節した。細胞外のATPでP2X7Rを活性化しても、ケルセチンによるPI3K・Keap1・Nrf2の発現が継続した。