ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

グルタミン酸ナトリウムが誘発した腹部肥満にて、視床下部の損傷と肝脂質生成を促進する腸内毒素症は、ケルセチンが改善する

Quercetin Ameliorates Gut Microbiota Dysbiosis That Drives Hypothalamic Damage and Hepatic Lipogenesis in Monosodium Glutamate-Induced Abdominal Obesity

要旨:
グルタミン酸ナトリウムで惹起したマウスの腸内細菌叢異常は、視床下部のニューロン損傷を引起した。その際、肝臓中のビタミンA飽和酵素が活性化し、その結果脂質生成が促進した。ケルセチンの投与は、腸内毒素を軽減した。その結果、視床下部の損傷を改善し、肝臓のビタミンA飽和酵素の発現を下方調節して、腹部肥満を改善した。