ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはAML12肝細胞にリポファジーを誘発して、脂肪酸のβ酸化を促進する

Quercetin enhances fatty acid β-oxidation by inducing lipophagy in AML12 hepatocytes

要旨:
肝細胞AML12にケルセチンを作用させると、ミトコンドリア呼吸と脂肪酸のβ酸化が促進された。オートファジー/リソソーム経路を遮断すると、このβ酸化が停止した。よって、ケルセチンがリポファジー(オートファジーによる脂肪分解)を増強した結果、脂肪酸β酸化が起ったことを示唆した。