ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはα-溶血素の発現を阻害して、黄色ブドウ球菌が誘発した肺細胞の損傷を軽減する

Isorhamnetin Attenuates Staphylococcus aureus-Induced Lung Cell Injury by Inhibiting Alpha-Hemolysin Expression

著作名:
Lanxiang Jiang
Hongen Li
Laiying Wang
Zexin Song
Lei Shi
Wenhua Li
Xuming Deng
Jianfeng Wang
出典:
Journal of Microbiology and Biotechnology
2016
26
596-602
DOI:
10.4014/jmb.1507.07091
キーワード:
黄色ブドウ球菌
α-溶血素
イソラムネチン
RNA III
要旨:
黄色ブドウ球菌はα-溶血素なる毒素を放出し、細胞毒性を発揮する。イソラムネチンは、黄色ブドウ球菌の最小発育阻止濃度(MIC)以下の濃度で、α-溶血素の発現を阻止した。イソラムネチンは、RNA IIIの発現を阻害し、その結果、α-溶血素の産出におけるRNA IIIの転写を不可能にした。