ケルセチンはM1/M2マクロファージ極性化を調節して、腎臓の損傷と腎線維化を改善する
Quercetin ameliorates kidney injury and fibrosis by modulating M1/M2 macrophage polarization
- 出典:
- Biochemical Pharmacology
- 2018
- 154
- 203-212
- DOI:
- 10.1016/j.bcp.2018.05.007
- 要旨:
- ケルセチンの腎保護作用に関する、メカニズムの詳細を研究した。ケルセチンは腎間質にて、CD68+マクロファージの浸潤を阻害し、iNOSとIL-12を低減した。マクロファージの比率(F4/80+/CD11b+/CD86+)は、損傷した腎臓におけるM1マクロファージ極性化の、ケルセチンによる阻害を示した。ケルセチンはまた、M2マクロファージの極性化も抑制し、腎線維化を減少した。