酸化ストレスに起因するパイロトーシスが軟骨細胞に誘発する、アポトーシスと細胞外マトリックス分解に対する、ケルセチンの効果
Effects of quercetin on apoptosis and extracellular matrix degradation of chondrocytes induced by oxidative stress-mediated pyroptosis
- 出典:
- Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
- 2022
- 36
- e22951
- DOI:
- 10.1002/jbt.22951
- 要旨:
- Vitro: 軟骨細胞C28/I2をリポ多糖で刺激すると、アポトーシス、細胞外マトリックス分解、パイロトーシス(炎症性のプログラム細胞死)、NLRP3インフラマソームの活性化を招く。しかし、ケルセチンを作用させると、抗酸化作用を発揮して、この様な異常を軽減した。Vivo: 前十字靭帯切離した変形性関節症のモデルラットにケルセチンを投与すると、軟骨組織のアポトーシス、細胞外マトリックス分解、パイロトーシスを軽減した。