乳癌細胞の抑制におけるケルセチンの免疫相乗機能
To explore immune synergistic function of Quercetin in inhibiting breast cancer cells
- 出典:
- Cancer Cell International
- 2021
- 21
- 632
- DOI:
- 10.1186/s12935-021-02345-5
- 要旨:
- 乳癌細胞株MCF-10A、MCF-10AT、MCF-7、MDA-MB-231にケルセチンを作用させると、JAK/STAT1シグナル伝達経路への影響が共通していた。ケルセチンは、MCF-10Aを除く3種に対して濃度および時間依存的にアポトーシスを誘導した。特筆すべきことに、γδT細胞(T細胞の中で癌細胞に高い殺傷能力を持つ)をVδ2T細胞亜集団への分化を、ケルセチンが促進した。ケルセチンはまた、IFNγ-R・p-JAK2・p-STAT1を増加させ、PD-L1は減少した。