ドキソルビシンがオスのWistarラットに誘発する腎心毒性に対する、ルチンとケルセチンの効果
Effects of Rutin and Quercetin on Doxorubicin-Induced Renocardiotoxicity in Male Wistar Rats
- 出典:
- Advances in Animal and Veterinary Sciences
- 2020
- 8
- 370-384
- DOI:
- 10.17582/journal.aavs/2020/8.4.370.384
- 要旨:
- 制癌剤ドキソルビシンで惹起したラットの腎毒性および心筋毒性を、ルチン/ケルセチンが効果的に保護した。ルチン単独・ケルセチン単独・両者の組合せ、何れの投与も血中クレアチニンと尿素のレベルを下げ、腎機能を改善した。また、ドキソルビシンによる心筋の損傷はクレアチンキナ-ゼおよび乳酸脱水素酵素の働きが向上したことで緩和された。