ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

硫酸銅が誘発するマウスの腎毒性へのケルセチンの保護的役割と、根底にある分子メカニズム

Molecular Mechanisms Underlying Protective Role of Quercetin on Copper Sulfate-Induced Nephrotoxicity in Mice

著作名:
Xinyan Peng
Chongshan Dai
Min Zhang
Subhajit Das Gupta
出典:
Frontiers in Veterinary Science
2021
7
586033
DOI:
10.3389/fvets.2020.586033
キーワード:
硫酸銅
マウス
ケルセチン
腎保護
動物実験
要旨:
硫酸銅で惹起したマウスの腎毒性に、ケルセチンは保護作用を示した。ケルセチンを共投与すると、硫酸銅による酸化的損傷を軽減した。ケルセチンはカスパーゼ-3および9の活性と、p53およびBaxをコードするmRNAの発現を阻害した。ケルセチンはまた、Nrf2およびHO-1を上方調節し、炎症性マーカー(NF-κB・IL-1β・IL-6・TNF-α)は減少させた。