ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高シュウ酸尿症モデルラットにおける、酸化ストレスが誘発する尿細管上皮損傷に対するケルセチンの保護効果

Protective Effects of Quercetin on Oxidative Stress-Induced Tubular Epithelial Damage in the Experimental Rat Hyperoxaluria Model

要旨:
原発性高シュウ酸尿症のモデルラットにおける腎障害を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンの投与は、血中および尿中のマロンジアルデヒドを顕著に減少させた。酸化ストレスと炎症の指標、リン酸化されたキナーゼp38-MAPKも、ケルセチンが腎組織から顕著に減少させた。一方、ケルセチンによるカタラーゼの増加は認めたが、有意差には至らなかった。